ミランダの試練

日記インデックスへ戻る

【1】へ


【2】


 変身スクロールを天にかざし、
私の体はジャイアントアントへと変身していくのでした。
ミランダ:「われながら気持ち悪いな。」
菜菜子:「かわいいよ。」
秀味:「じ〜。」
 準備は整った。さぁ試練に挑戦するぞ!!


 その日の蟻穴は普段と違い、しんとした静けさが漂っていました。
試練も順調に進み、いよいよミュータントアントクイーンとの戦いを
残すのみとなりました。
ゲートアントの前で、全員が集合の準備をするとき、
私は極度の緊張をしていました。
失敗はできない・・・みんなに迷惑をかけるから・・・
そんな私をどこかで感じ取っていたのか、
菜菜子姫は突如目の前から消えたのでした。
え・・・・
突然のことで、みんながびっくりする中、
SeasideWind:「もしかして連合君主のみしか受けられないの?」
友花:「ミランダさん試練受けられないのですか?」
九十九:「かも。」
が〜ん
私の頭の中が天地が逆転するほどに混乱し、
なんともいえないむなしさがこみ上げてくるのでした。
 そんな・・・せっかくみんながこんなにもがんばってくださったのに・・・
うなだれる私のもとに、せきをきって菜菜子姫が戻ってらっしゃって、
菜菜子:「ごめんね〜まちがって帰還しちゃった。」
とおっしゃったのでした。

・・・・・

全員:「なんじゃそりゃ〜」

菜菜子:「まぎらわしいことしてごめんね。」
秀味:「まったくしょうがないお姫様だ。」
菜奈:「とんでもない姫だ。」
その場はあっというまに和やかな雰囲気に変わりました。
 よかった・・・試練は続けられるんだ・・・
ほっとしたとき、私はハッと気づいたのでした。
もしかして私のために・・・
姫を見つめると姫は私のほうを向いてそっとウィンクされたのでした。
・・・姫・・・ありがとう・・


【1】へ 【3】へ

日記インデックスへ戻る

ななこなでしこ血盟詰所へ戻る


Lastupdate 2003.06.09(Ver 1.00)